FOR GRADE 1 & 2
北海道の内申点の上げ方
─ 中1・中2でやるべきこと
北海道の公立高校入試は、中1の成績から合否に使われます。学習点の約57%が中2までに決まるため、 「受験は中3から」では間に合いません。中1・中2のうちに内申点(学習点)を上げる具体的な方法を、札幌西区の塾がまとめました。
この記事の要点
- 北海道は中1・中2・中3すべての評定が入試に使われる(中1×2・中2×2・中3×3)
- 学習点315点のうち180点(約57%)が中2までに確定。中1の1年間がそのまま持ち点になる
- 評定は定期テストの点だけでは決まらない。提出物・授業態度・小テストの比重が大きい
- 5教科と実技4教科(音・美・保体・技家)は同じ重み。実技で「2」を作らないことが効く
- いまの内申ランクは 内申点計算ツール で確認できる
なぜ中1から本気で内申を取るのか
北海道の公立高校入試では、個人調査書の9教科の評定を点数化した「学習点」(315点満点)が合否に使われます。 他県では中3の成績だけを見るところもありますが、北海道は中1・中2・中3の3年間すべてが対象です。
しかも配点は中1×2・中2×2・中3×3。つまり中1で90点、中2で90点、合わせて180点が中2の終わりまでに確定します。 これは学習点全体の約57%。中3で挽回しようにも、中3は135点分しかありません。 「中1の成績はまだ関係ない」と油断した1年が、そのまま受験の持ち点の差になって残ります。
中1でオール3、中2からオール4にしたら?
中1オール3(54点)+中2オール4(72点)+中3オール4(108点)=234点でEランク。もし中1もオール4だったら252点でDランク。中1の1年だけで1ランク変わります。ランクが1つ違うと、狙える高校の選択肢が変わってきます。
評定(5段階)はどう決まる?
定期テストの点数だけで「4」や「5」が付くわけではありません。
いまの通知表の評定は「観点別評価」で決まります。教科ごとに「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点をA・B・Cで評価し、 その組み合わせで5〜1が付きます。定期テストで測るのは主に前の2観点で、3つ目の「主体的に学習に取り組む態度」は 提出物・授業への参加・振り返りシート・小テストなどで見られます。
だから、テストが80点でも提出物を出していなければ「4」止まり、逆にテスト70点でも提出物・授業態度が完璧なら「4」に届く、ということが起きます。 評定を上げる余地は、テスト以外の部分に多く残っているのがいまの制度です。
内申点を上げる7つの方法
- 1. 提出物は「期限内・全問埋める」を絶対にワークやノートは、出すこと自体より「期限を守る」「空欄を作らない」が評価されます。分からない問題も答えを写して解き直しの跡を残すだけで「取り組む態度」の評価が変わります。ここは学力に関係なく誰でも満点にできる部分です。
- 2. 小テスト・単元テストを軽視しない定期テストより回数が多く、積み重なると評定に効きます。範囲が狭いぶん満点を狙いやすく、「知識・技能」の評価を底上げできます。
- 3. 授業中に1回は発言・反応する挙手が苦手でも、質問に答える・ペアワークで意見を言う・うなずくだけでも「主体的な態度」の材料になります。先生は見ています。
- 4. 振り返りシート・レポートは具体的に書く「がんばりました」ではなく「◯◯が分からなかったので△△で調べた」と、思考の過程を書くと「思考・判断・表現」の評価につながります。
- 5. テストは「捨て問」を作らず基本を確実に難問1問より、基本問題の取りこぼしゼロのほうが評定に効きます。平均点+10点を安定して取れれば「4」は堅くなります。
- 6. 苦手教科こそ「3を4に」を狙う得意教科を5にするより、3の教科を4にするほうが学習点は同じ+2点でも達成しやすい。9教科を平均的に底上げするのが北海道の内申では効率的です。
- 7. 中1のうちに学習習慣をつくる毎日決まった時間に机に向かう習慣が、そのまま定期テストの安定につながります。中1で習慣化できれば中2・中3が楽になります。
見落としがちな実技4教科
音楽・美術・保健体育・技術家庭。5教科と同じ重みで学習点に入ります。
学習点は9教科すべて同じ重みです。実技4教科の「3」を「4」にするのも、数学の「3」を「4」にするのも同じ+2点。 しかも実技教科は、テストの比重が小さく提出物・作品・実技への取り組みで評価が決まるため、 努力がそのまま反映されやすい教科です。
運動や絵が苦手でも、保健体育のペーパーテストで点を取る・美術の作品を期限内に丁寧に仕上げる・技術家庭のレポートをきちんと書く、 といった「取り組む態度」で十分に「4」を狙えます。実技で「2」を作らないだけで、学習点は大きく変わります (中1・中2の実技で「2」が1つあると、最大6点のマイナス)。
定期テストで点を取る進め方
3 WEEKS BEFORE
3週間前 ─ 範囲を確認して計画を立てる
テスト範囲表が出たら、ワークを「いつ・どこまで」やるか逆算します。中1・中2は範囲が狭いぶん、早く始めれば1周+解き直しまで回せます。
2 WEEKS BEFORE
2週間前 ─ ワーク1周+間違い直し
提出物のワークをこの時点で1周終わらせます。間違えた問題に印をつけ、なぜ間違えたかを確認。提出物を早く終わらせると、テスト前に演習の時間が作れます。
1 WEEK BEFORE
1週間前 ─ 間違えた問題だけ2周目
1周目で間違えた問題だけをもう一度。全部やり直すより、できない問題に絞るほうが効率的です。教科書の太字・用語の確認もこの時期に。
2-3 DAYS BEFORE
2〜3日前 ─ 暗記と総仕上げ
社会・理科の暗記、英単語、漢字を直前に固めます。前日は新しいことをやらず、できる問題を確認して自信をつけて臨みます。
クリアゼミの定期テスト対策
クリアゼミでは、お通いの学校の進度・テスト範囲に合わせて先生が練習単元をセットし、個別レッスンで弱点を潰しながら演習で定着させます。中1・中2のうちから内申点の管理と定期テスト対策をセットで行い、受験学年になる前に持ち点を積み上げます。コースは コース案内・料金 をご覧ください。
内申点についてよくある質問(中1・中2)
北海道の内申点は中1から入試に使われますか?
使われます。中1・中2の9教科評定を2倍、中3を3倍して合計した学習点(315点満点)が使われ、中1・中2だけで180点(約57%)を占めます。
定期テストで良い点を取れば内申は上がりますか?
テストの点は評定の一部です。「主体的に学習に取り組む態度」は提出物・授業態度・小テストなどで評価されるため、テストが良くても提出物を出していないと評定は伸びません。逆にテストが平均でも、提出物や授業態度で評定を上げられます。
実技教科(音楽・美術・保体・技家)も入試に関係ありますか?
関係あります。9教科すべて同じ重みで学習点に入るため、実技4教科の評定も5教科と同じだけ合否に影響します。実技で「2」を作らないことが内申を守るポイントです。
中1で成績が悪かったです。もう手遅れですか?
手遅れではありません。中2・中3で評定を上げれば学習点は伸びますし、当日の学力検査(500点満点)で挽回することもできます。ただし中1の分は取り返せないので、中2の今から提出物と定期テストを立て直すことが重要です。
いまの自分の内申点は何点ですか?
内申点計算ツールで、中1〜中3の評定を入れると学習点(315点満点)とランクA〜Mが計算できます。
